経験と伝承と想像
連日立て続けにオーバー80、オーバー90(生きてこられた年数)の家主様とお話ししました。
お二人とも軽く20歳以上若く見えます。外見だけではなく全てが人として素晴らしく敬服しました。
御身体の健康・丈夫さも勿論の事、物事の考え方進め方も時代に合わせながら
年を重ねていらっしゃるように思います。
基本は【人】とのやり取りを大事に生きてこられているように思いました。
様々なお話し・・・近所の歴史など・・・とても面白い話ばかりでした。
とりわけ一番話に引き込まれたのは戦争の話でした。
お二方とも戦争・軍隊に行かれていて広島に残っていたご家族殆どを原爆で失くされています。
私は祖母が亡くなって以来、戦争の話をリアルに聞く機会がぐっと減りましたので
当時のお話を聞く事が出来るのは貴重です。たった何十年前の話なのにあまりにも今とは異なり過ぎて
驚くばかりです。悲惨な経験を経て、それを語って戴き私たちは想像する事しかできないのですが
非常に大事な事と思います。お二方、今の政治家さんは戦争を知らないから簡単な事を言えるんだよと
おっしゃっていました。経験に勝るものはないと思います。辛い事・悲しい事・いやだなあと思う事・痛い事・・・
全て経験したくないけれど自分で体験しないと実感が沸かないのが現実です。
若し経験しなくてもすむラッキーな立場の場合はその弱い立場の経験などを聞いてその方々の気持ちに立つ
ことが出来たらと思います。
相手の痛みを少しでも想像できる人になっていきたいと思います。
ダラダラと書きましたが・・・戦争は恐いです。反対という事です。