戦争・平和を語ることはわたしには容易ではない。なぜなら、【戦争】を体験していない
からだ。しかしながら、広島に生まれ育ったわたしは【原爆】という恐ろしいものが
この世に存在し、あの8月6日午前8時15分から今に至るまでいまだ苦しんでいる人々が
多くいるということを認識している。
わたしは、幼い頃から祖母と多くの時間をいっしょにいた。祖母は被爆者だ。
爆心地から約1.5キロ以内にいた。爆風の向きで助かったという。祖父は四国のほうへ
召集されていた。祖母は2人の子供を連れ西に逃げたと聞いている。
原爆の熱で祖母の腕のどこかにやけどの痕が残っていた。
子供の頃の私は、自然にわいてくる疑問を祖母に何度も尋ねた。
そして、語り部として戦争が本当に大変な目に人々が遭うということを教えて
くれていたと思う。今大人になって、また戦争や原爆のことを実体験した祖父母に聞いて
みたいとこころから思うが、もうこの世にはいない。
平和が当然だ。でも、平和が当然になっても怖いことだと思う。平和ボケは怖い。
普通に生活できている事を感謝したい。意識したい。
忘れてはいけないことがある。試験問題の勉強だけではなくて、勉強が出来る環境が何故
あるかということを。伝えていかなければ歴史はまた繰り返すのではないか。
そんなに、人間は愚かな動物なのか。。。
昨日は、契約してくださったお客様がご勤務されているフランス居酒屋に行きました。
美味しい料理。有難うございました。<シルブプレ>なんて飛び交ってました。
戦争中だったら、食べ物もない、自由もない、何にもない。
今、物質的に恵まれていることを感謝したいと思います。精神的にも豊かな世界を希望
して。