昨日、空いた時間で、高校の友人宅の出産お祝いに行った。お家が、あったっかい
雰囲気でお母さんになったんだあとしみじみ感じた。そのとき、彼女の10何年前
一人暮らし宅にお泊りしたことを思い出して、他の友人達と大笑い。
当時、彼女本人はずっと外出中で、もうひとりの友人と私二人で彼女の家でくつろいでいた。
『なんか臭くない?』どこからか、きつーい悪臭が・・・・。
ふたりでその根源をさがした。なかなか探し出せなかった。
『あったー。』二人で話していた低いテーブルにの下からお鍋がでてきた。
少し鍋を空けただけで、部屋中がなんともいえない臭いでいっぱいになってしまった。
『シチューだ!』 何日間経ったであろう物が放置されていたのだ。なぜ、台所に
なかったのか知る由もない。私たちふたりは息を止めてこの物をどうしようかと思考錯誤
した。ともかくこの部屋からは出そうということになり、取り急ぎ風呂場に置いた。
それからどうしよう・・・。蓋を空けて、シチューを取り出し鍋を洗う勇気は、
私たちお嬢様?学生にはなかった。結論、シチューを鼻をつまみながらゴミ袋に捨て、
鍋も捨ててしまおうということにした。大仕事を終え、換気した部屋で一息ついた。
あれは夏だったか。くさったホワイトシチューは本当にきつかった。
テーブルの下においていた理由はあったのだろうが、その当時も、昨日も聞けなかった。
彼女、昨日も『あれはねー。』って笑いながらつぶやいていた。禁句だったかな。
私の中では、楽しい思い出だ。今は、やさしい、しっかりした母親になり、
とってもほほえましい。仕事の合間少し、タイムスリップしました。